Ferrari 512M (CA51c) Le Mans 1971 Nino. Vaccarella, Jose.Juncadella フェラーリ512Sは、1970年の世界スポーツカー選手権でポルシェ917を打ち負かすことができなかった。車重が重く、消費電力が大きいにもかかわらず、このマシンは勝利の可能性を示していたが、急造されたため信頼性の問題は解決されていなかった。
ル・マンでは512Sの5台中4台がアクシデントで脱落するという不運に見舞われた。シーズン終盤、フェラーリはより軽量でエアロダイナミクスに優れた512M（モディファイド）を開発することを決定。この新型 "M "モデルは、すぐに "S "バージョンよりも速いことを証明したが、その第一歩を踏み出したのは、エステルライヒリンク（現レッドブルリンク）で開催された選手権最終戦のわずか3週間前だった。 新型フェラーリの初勝利は1970年11月7日に南アフリカで行われた世界選手権外のレースで、シファート／アーレンスのドライブするポルシェ917Kを3周リードしてフィニッシュラインに到達したイクス／ジュンティの手による。 しかし1971年、512Mの1970年シーズンが素晴らしいものであったにもかかわらず、フェラーリは1972年のレギュレーションに沿ったマシンに力を注ぐことを決定し、512Mはプライベートチームに委ねられた。そのため、512Mは卓越したパフォーマンスにもかかわらず、その真価を発揮することはできなかった。しかし、モータースポーツの歴史において、最も美しく象徴的なスポーツ・プロトタイプのひとつであることに変わりはない。 再入荷希望の方はお問い合わせください。